この記事では、キャラメル煎餅まつほを実際に食べてみた感想レビューをご紹介します。
デパ地下でたまたま出会ったおしゃれな和菓子スイーツ。
それは岐阜県出身の甘いお煎餅「キャラメル煎餅 まつほ」でした。
かわいいパッケージに包まれた、和風フロランタンのような、ほろ苦いキャラメル煎餅とのおいしい出会い。
他にはないオリジナルのお煎餅は、城下町で生まれた歴史ある老舗のお菓子でした。

バリっと歯ごたえのいい、おいしいキャラメル煎餅!
他にも、お取り寄せできる気になるお菓子はこちら!

キャラメル煎餅 まつほ

田中屋せんべい総本家
作り手の「 田中屋せんべい総本家 」は150年余りの伝統をもつ「 みそ入大垣せんべい 」を作っています。
幕末の安政六年(1859年)、初代 田中増吉は大阪で煎餅づくりの修行に励み、みそ入大垣せんべいを考案しました。そして、岐阜県に位置する戸田公 十万石の城下町 大垣に店を開いたそうです。
当時の屋号は「玉穂堂」ともいい、現在でもその名残りとしてみそ入りせんべいの焼型には輪になった稲穂がデザインされています。まつほのパッケージにも「玉穂堂」と入っていました。
やさしい素材
まつほのベースとなっている「 みそ入大垣せんべい 」 の原料は小麦粉、砂糖、味噌、ゴマ、水。
シンプルな材料で、玉子は不使用。堅く「つや」のある甘いお煎餅ができあがります。
小麦粉は、みそせんべい用の岐阜県産の小麦粉。落ち着かせるために、半年以上寝かせてから使用します。
味噌は、甘みのあるまろやかな自家製の糀味噌。地元の減農薬特別栽培米を使った自家製の糀を使用していて、口どけが良く独特の香りを醸し出します。
こだわりの作り方
焼きはじめる前に、田中屋せんべい独特の「つや」を生み出す「艶付け」をします。
この作業は、熟練した職人でも一番気を遣う大切な工程です。
菜種の白絞油を、焼き型に何層も塗りながら乾燥させて油膜を作っていきます。
この艶付けを行うと、途中油を使わずに1日で800枚~1000枚のお煎餅を作ることができます。
この技術が、田中屋自慢の「つや」を生み出すのです。
そして、一本一本の焼き型を絶妙な力加減で調整する手焼き。
職人は繊細な「つや」を優しく丁寧に扱います。機械では決して真似できません。
キャラメリゼした新しいおせんべい

まつほは直径約10cm。「 みそ入大垣せんべい 」に味わい深いキャラメルペーストを塗って、フランス ブルターニュ産のゲラントの粗塩をひとふりかけます。
その上から粉糖をふり、オーブンでキャラメリゼ。焼き時間と温度によって上手く水分が抜けて、まつほの特徴であるパリッとした食感が生まれます。
袋を開けたときに目を引く、美しい艶やかなキャラメルの光沢。
専用のキャラメルペーストは砂糖、バター、生クリーム、そして蜂蜜とバニラビーンズを使用しています。

食べてみた感想

割ると「バリッ」としっかりした堅さのある厚み。
歯ごたえがよく、みそせんべいとキャラメルのとてもよい絶妙なバランス。
少しミルクを加えたアイスコーヒーとあわせたのですが、最高においしかったです。
お茶やコーヒー、紅茶はもちろん、これは赤ワインとも相性がよさそう。
チーズやオリーブなどと一緒に、甘さとほろにがさがおつまみにもなる、新しく楽しいお味です。
購入したときにお店の方のご配慮で、まつほのベースになっている、みそせんべいの試食サンプルをいただきました。
おかげで、元々のみそせんべいと、キャラメリゼしたまつほの違いを食べ比べて楽しむことができました。
みそせんべい自体が風味豊かでとてもおいしく、味噌、ごま、小麦粉のぎゅっとおいしさの詰まった食べごたえのあるおせんべいでした。
原材料と栄養成分表示のデータ

原材料名
小麦粉(小麦(国産))、砂糖、米みそ、胡麻、バター、生クリーム、食塩、蜂蜜、水飴、バニラ(一部に小麦・乳成分・大豆・ごまを含む)
栄養成分表示
(100gあたり)
熱量 423kcal
たんぱく質 6.5g
脂質 9.1g
炭水化物 78.7g
食塩相当量 0.4g
さいごに

岐阜県は老舗の上品なおいしい和菓子が豊富にあるイメージ。
お店の方にすすめていただいて、今回は思いがけない新たな発見の出会いとなりました。
自宅でのおやつの時間に楽しんだり、手土産におすすめのお煎餅。ぜひ試してもらいたい逸品です!
コメント